インターネット上には果てしのない世界が広がっております。
夜毎にわたくしはその世界を彷徨い放浪しているのでございます。
体力の乏しいわたくしは街へ出掛けることも叶いません。
両親はすでにこの世を去り、この家にいるのはわたしだけ。
一人ぼっちのわたくしの唯一の楽しみは電子世界を散策することなのでございます。
ある夜、奇妙な日記を見つけました。
その日記の主は仮にMとしておきましょう。
彼・・その人は男性であろうと思うので彼と呼びましょう。
彼は夜になるとこっそり家を抜け出し、闇に紛れて夜の探求者になる。
その様子が少々不気味でもありながら日々淡々と日記に綴られておりました。
そこには孤独を知る者の寂しさと喜びがあり、わたくしはそんな彼に共感を覚えると同時に魅力されたのでございます。
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